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片隅抄

2019.08.01

小社を含む並木通りの北側地区は市街地再開発事業の認定を受け、先週、本組合が設立された。令和3年度中の完成を目指している▼2棟のマンションをメインに、街中居住を促し、近隣の施設との融合を図り、町の活性化を促す計画だが、市も県も国も関係する公共事業だけに制約も多い。その一つに道路、歩道の問題がある▼並木通りは国道だが、県の管轄。再開発完成時には3㍍セットバックされ、そこから5㍍の歩道が造られる。7㍍のテラスと歩道が融合し豊かな空間が形成される。しかしそこに暗雲が立ち込めている。道路、歩道の整備は県の管轄だが、今のところ整備する計画はないとのこと▼本来、県と協議し、テラスと歩道、デザイン的にも融合性を持った形で協議されるべきだが、それができない状況だ。今のままでは、道路とテラスの間に無機質な8㍍の空間ができてしまうことになりかねない。なんとかしなくてはと思いながらも、時間だけが経過していく。

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