このところの天候不順、新型コロナの影響で外の景気もくすんで見えた。すでに桜の花はとうに散り、気が付けばはや若葉の季節になっている▼ きょうから5 月に入った。新緑は目に優しく、気分も晴れやかになるところだが、多くの行事、催しが中止、延期され毎日の紙面製作にも少なからず影響が出ている。この時期、自然豊かな本市を巡るとさまざまな樹木、草花に出会うことができる▼本来なら紙面で紹介したいところだが、戸外といえども人出による「三密」は避けなければならないため、控え気味にしている。例年であれば大型連休関連の話題で、紙面もにぎやかになるのだが、今年だけはそうならない▼新型コロナに対処するため、国民一丸で不要不急の外出自粛が続けられている。平のまちに限っても、日曜の昼間は寂しく夜などは盛り場の灯も消え、通りは静まり返っている。家飲みで深酒に注意しながら、夜がふけるのを待つ日々が続いている。
片隅抄