平の街なかにあり、その利便性から多くの会合、催しなどに利用されている民間施設に「アゼリア」という名前の一室がある。取材に赴くことがあるが、室名を特に気にしたことはない▼和訳では、いわき市の花にも制定されている「ツツジ」。折しも、早すぎる春の到来に影響されてか、いたるところで色とりどりに咲き誇っている。新年度の始まりとともに、その名を冠した「アゼリア・BBS会」が東日大・健康福祉学部生によって設立された▼BBSとは、更生保護などに関する青少年ボランティア活動。内容は非行や再犯防止などデリケートな面もあるが、大学生の立場から社会適応に悩む少年・少女の良きアドバイザーとして、社会貢献する気持ちが伝わる▼メンバーは2~4年生の女性6人。新型コロナウイルス感染症の影響で制限された授業を送っていた彼女たちだが新入生を含め、幅を広げていく。社会福祉士を目指しながらの活動に期待したい。
片隅抄