来月、開館４０周年を迎える市立美術館の関連記事を探るため、１９８４（昭和５９）年４月の本紙縮刷版をひも解いた。個人的には当時、在京していたため、機となった市民運動などの盛り上がりは体感していない▼オープン前の２７日、市文化センターで関係者によるテープカットに続き、同館で内覧会が行われた。翌２８日、正式に開館し特別展「パブロ・ピカソ展」が催され、多くの市民らが入場の列をなしたとある▼ページをめくると、昔日の感ながら興味深い話題が多い。その一つに半年後の市議選が小選挙区制から中選挙区制に移行。１２選挙区が６ブロックになることを伝えている。各地区の立候補予定者の顔ぶれを見ると、故人も多いが、最近まで議員活動していた人の名前もある▼同年の投票率は地域性もあるが約８０％に近い。さて、今秋予定の市議選だが現職、新人の動向がこちらに伝わってくる。興味を引くのは１期から２期目に何人が残るかだ。
