先日の夕方、帰宅途中「危ない」と声を出し、強くブレーキを踏んだ▼団地内で道幅も狭いため、ゆっくりと車を動かしていたが、お年寄りが歩いていることに、近づくまで気が付かなかった。黒っぽい色の服を着たお年寄りで、懐中電灯も持たず夜光反射材も身に着けていない。月明かりがあったからよかったものの、月も出ていないで暗かったらと思うとぞっとした▼全国で夜間の道路横断中、はねられて亡くなる高齢者の事故が後を絶たない。そのほとんどが夜光反射材を身に着けていないという。ドライバーに少しでも早く歩行者の存在を知ってもらうためにも、夜間外出するときは明るい色の服や夜光反射材を身に着けることが大事になる▼21日から「秋の全国交通安全運動」が始まる。今運動の重点目標の一つに「夜光反射材用品の推進」が掲げられている。もちろん夜光反射材を着用したからと言って、安全が保障されたわけではない。夜間の歩行は要注意。