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片隅抄

2024.10.05

春のセンバツ高校野球大会は、負けたら終わりの夏の全国選手権大会と様相を異にする▼支部大会で負けても、リセットして夏と同様に全チーム県大会からスタートする。県大会準決勝で負けても3位決定戦をモノにすれば、もう一度息を吹き返して東北大会に進める。その成績は選考の際の参考資料であって、これが夏との大きな違いだ▼日本高野連と主催新聞社から〝招待〟される大会だから、強さだけでない〝模範校〟としての21世紀枠、特別な〝神宮枠〟も設けられている▼平工が初出場した平成9年春の第69回大会は2校が東北の出場枠だった。前年秋の県大会決勝で学法石川に敗れた平工だったが東北大会では準決勝に進出。光星学院(現八戸学院光星)に1-2で敗れたが、決勝で同じ青森勢の青森山田が光星学院に3-6で敗れたため、2回戦と準々決勝を大差で勝ち上がり、光星学院と接戦を演じた平工が選出された。さて、東日大昌平は招待されるだろうか。

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