決まっているわけではないが年に数回、近所の人たちと飲み会をしている▼抄子が住む団地でも少子高齢化が進み、隣組員は減少の一途、役員のなり手にも困る始末。それまであった新年会も、組員が減っているからと無くなってしまった。そんなこともあって誰からともなく、「近所付き合いをしませんか」の声に集まるようになった▼集まったからといって何をするわけでもなく、飲食を楽しみながら語り合うだけだ。話題は多岐に渡り、今回は高齢者だけにお墓の話で盛り上がった。最近は少子高齢化に加え家族観の変化などもあって、墓を守る後継者がいない無縁仏が増えているとの話から、その時は自分の手で墓じまいする、家族に代わって供養や管理をしてもらう永代供養を寺にお願いする、などさまざまな声が聞かれた▼我が家では墓守りは抄子から子どもが受け継ぐことになっているが、それもどうなることやら。お盆には子どもを連れて墓参りに行ってこよう。
片隅抄