いわき地方も、昨年より9日遅く梅雨入りした。今年は前線の影響で、大雨の予想というから気掛かりだ▼稲作農家にとっては梅雨の雨は恵みとなるが、近年は災害級の大雨に見舞われることもあって、恵みが災いとなっている。自然災害を無くすことはできないが、日ごろからの対策と危機意識を持つことで、被害は減を減らすことができる。備えあれば憂いなし、だ▼高齢者にとって梅雨時期は体調を崩しやすい。ジメジメした湿気と高温が続くと、食欲不振や夏風邪を引きやすくなる。そこで湿気と暑さ対策にエアコンの使用が推奨されるが、物価高の折、低年金の高齢者にとっては電気代を考えると使用を控えてしまう▼その年金だが与野党合意の上、底上げが決まった。ただ、財源となると、答えを出せないでいる。赤字国債の発行、いやいやそれは無理。今こそ議員定数の削減だろう。国民にばかり身を切る改革を押し付けるのではなく、自分たちも身を切って。