今年も残り1週間。年末の風物詩とも言える今年の漢字が発表され、「熊」が選ばれた。その年の世相を漢字1文字で表す企画で今年で31回を数える▼日本漢字能力検定協会が全国から募集し、応募総数約19万票の中から選ばれた。今回「熊」が選ばれた理由として、各地で出没と人的被害が相次いだことが挙げられる。専門家によると、エサとなる木の実が猛暑の影響で凶作となり、熊が山から人里へと降りてきているという▼ここ数年、気候変動によって世界中で、大雨、猛暑、干ばつなどの自然災害が次々と起こり、被害をもたらしている。日本では夏の猛暑に冬の大雪と、春と秋が短く夏と冬の2季制とまで言われる。原因として地球温暖化を指摘する声は多いが、米中ロの大国の反対もあって、温暖化対策は遅々として進まない。その意味では熊も被害者だ▼個人的には「老」を意識した1年だった。来年は公私とも明るい漢字が選ばれる1年であってほしい。