国の文化審議会は史跡名勝天然記念物として、19日に白河市表郷の「金山のビャッコイ自生地」を天然記念物に指定するよう答申した。カヤツリグサ科の水草で、同市によると、採集地の一つが白虎隊の古戦場であることから「ビャッコイ」と命名されたという▼湧水という特殊な環境に依存して生育し、灰緑色を帯びた数mmの花は8月から9月にかけて咲く。日本での自生は表郷のみで、他の分布はすべて南半球となっている。国の天然記念物に指定されると、県内からは52年ぶり。前回は何かと探ると、実はいわき市からだ▼1974(昭和49)年8月の「沢尻の大ヒノキ」。川前町上桶売上沢尻に立ち、地元では「大ヒノキ」と呼ばれているが、樹種はサワラとなっている。現存する国内随一のサワラの巨樹で、推定樹齢は約800年を誇る▼惜しむらくはこのすごさがあまり伝わっていない点にある。地域で大切にされてきた歴史とともに、市は積極的にPRしても良いと思うが。