著 者:白石 昌則
出版社:講談社
価 格:1320円(税込み)
※紹介する人:内藤ともみさん
18年ぶりの新刊。平成と令和の学生の質問に回答
「愛は売っていないのですか?」
「どうやら、愛は非売品のようです。もし、どこかで販売しているとしたら、それは何かの罠かと思われます。くれぐれもご注意ください」
二〇年ほど前、大学生協への要望や質問を真面目かつユーモアたっぷりに答えていく職員さんが話題となり、大ベストセラーとなりました。その名は『生協の白石さん』。今回ご紹介する本は、生協の白石さん一八年ぶりの新刊です。
当時の大学生は現在、社会の荒波に揉まれるアラフォー世代に。「若さを売ってほしい」「理想と現実の違い」など悩みは尽きませんが、白石さんのウイットに富んだ回答に心なごむことでしょう。現役大学生からは「部活の仲間たちでバズりたい」など、新世代の質問が寄せられます。白石さんはどのように回答するのでしょうか。
丁寧で深い、でもどこかゆるくてなじみやすい。絶妙な言い回しはコミュニケーションの参考にもぴったりです。どなたでも楽しめるオススメの本です。
(ヤマニ書房本店勤務)