8日午後3時半ごろ、いわき市小名浜住吉字搦地内の県道小名浜・小野線で、同市小名浜野田、無職男性(88)が、横断歩道付近をわたっていたところ、普通乗用車にはねられた。男性は頭を強く打っており、市内の病院に搬送されたが、約1時間55分後に死亡が確認された。
いわき東署は同4時29分、普通乗用車を運転していた同市沼部町、パート従業員の女(64)を、過失運転致傷の現行犯で逮捕した。男性が死亡したため、同署は容疑を過失運転致死に切り替え、事故原因を調べている。
同署によると、女が信号機のある丁字路交差点を、同市小名浜野田方面に右折した際、進路左から来た男性とぶつかった。どちらも青信号だった。女は買い物からの帰宅途中で、男性に関しては捜査中。
同署管内で交通死亡事故が発生するのは、昨年10月31日以来、およそ1年ぶり。同署では続発防止に向け、交通指導取り締まりや広報啓発活動など、緊急対策を実施すると発表した。
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