地域の無火災・無災害を祈るため、来年1月7日に予定されている「市消防出初式」のはしご乗りに向け、市消防団第5支団第3分団(菊谷修一分団長)は5日、「はしご乗り初め」を行った。
はしご乗りは享保3(1718)年が最初と言われ、その技と度胸を披露し、町を守る火消しの心意気と実力を示したのが由来とされる。「地域に住む人々の生命と財産を身を挺(てい)して守る」という、現在も変わらぬ精神とともに、同支団では大正時代から継承してきた。
同日は本番までの約1カ月間にわたる練習の始まりで、内郷消防署の庁舎隣りで実施。団員、同署員など約30人が出席し、まず石田一実第5支団長が菊谷分団長を激励。石田支団長は「安全には十分に配慮ながら、市民に感動を与えられるような技が披露されることを願う」と伝えた。
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