男子第45回、女子第41回市中学校新人駅伝競走大会(いわき陸上競技協会、市中体連主催)が4日、21世紀の森公園内のいわきグリーンスタジアム周辺コースで開かれ、勿来一が男女そろって優勝した。
男子はこれが初優勝、女子はコロナ禍による2年続けての中止を挟んで3大会連続6回目の優勝を果たした。大会には男子32校、女子27校が参加し、同スタジアム前をスタート・ゴールとする男子6区間13・2km、女子5区間11km(男女とも全区間1周2・2km)の周回コースで健脚を競い合った。
【男子・勿来一】
おなじみになった女子チームが優勝のゴールテープを切る際に描く、勿来一の指文字「N」。新人駅伝で初優勝を飾った男子の1年生アンカー銭谷光聖は、もちろん忘れなかった。
「姉もアンカーで〝N〟のポーズをとっていたので、いつか僕もやってみたいと思っていた」。常勝チームの女子に負けるなと、放課後の練習とは別に、駅伝に備えて毎日午前7時から30分ほど、朝練を続けてきた努力がようやく実を結んだ。
【女子・勿来一】
新型コロナで大会が2年続けて中止になっても、その強さは変わらなかった。アンカーの蛭田美来(2年)は「市中学駅伝で優勝したプライドをもって臨んだ」という。2位と大差がついたため、前を行く周回遅れの選手を1人でも多く抜くことを目標に走った。
「県大会で、周りにはもっともっと早い選手がいることを知った。私たちはまだ力がないので、県大会でも勝てるようにまた頑張る」と意欲を見せた。
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