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なでしこジャパン 平出身の千葉がW杯のピッチへ 短い時間も存在感発揮

 オーストラリアとニュージーランドが共催する「サッカー女子ワールドカップ(W杯)」で、3大会ぶりの世界一を目指す日本代表「なでしこジャパン」は22日、ニュージーランドのハミルトンで、1次リーグC組の初戦に臨み、ザンビアに5―0で快勝した。後半アディショナルタイムには、いわき市平出身で、女子プロサッカーWEリーグ「ジェフユナイテッド市原・千葉レディース」のFW千葉玲海菜(24)が投入され、自身初となるW杯のピッチに立った。
 4―0と大幅にリードした中、7分と表示された後半のアディショナルタイムに、日本は千葉を送り込んだ。さっそく千葉は、持ち味を生かしたスピードあふれるプレーを繰り広げ、右サイドから切り込んでシュートを放つも、これは枠の右に。続くクロスからの好機も決めきれなかったが、短い時間で存在感を発揮した。
 平の自宅から、テレビ中継で試合を見守った父・秀樹さん(53)は「初戦は出番がないまま終わると思っていたので、とてもうれしかった。少ないチャンスをものにするのが、玲海菜の良さなので、インパクトは与えられた。次は得点を決めてほしい」と力強く語った。
 千葉は兄の影響で小1からサッカーを始め、いわき市のすずかけサッカースポーツ少年団、リベルダード磐城を経て、静岡・藤枝順心高、筑波大でプレーした。大学時代からジェフの特別指定選手に登録され、2022年に正式に加入した。同年4月、日本代表に初招集された。
 日本の1次リーグ第2戦は26日に行われ、コスタリカと対戦する。キックオフは午後5時(日本時間同2時)。

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