俳優の佐藤隆太さんによる一人芝居「エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~」が22日、いわき芸術文化交流館「アリオス」で開幕する。
公演は同館の開館15周年を記念した主催事業で、ステージ上に客席が設けられ、観客と一緒に物語が作り上げられる。2020(令和2)年に日本初演が行われ、コロナ禍を乗り越えて、3年ぶりに再演され、いわき市を含む10カ所の地方公演が展開されている。
22日は午後7時、23、24日は午後2時開演(開場は30分前)。全席自由5000円。U25(25歳以下)2500円。問い合わせは、アリオスチケットセンター=電話(22)5800=まで。
本番に先立ち、佐藤さんは21日、いわき民報社などの取材に応じた。
――公演に向けての思いは
自分にとっては宝物のような作品。初演の際は最終公演が、新型コロナウイルスの影響で中止となり、再演を待ち望んでいました。お客さんとのやり取りから、その土地ごとに異なる空気感に包まれるので、とても楽しみです。
――作品に対して感じることは
作中では鬱(うつ)や自死、命のあり方といった重いテーマも扱うことから、バランスよく演じることを心掛けています。そうした中でも、お客さんとの一体感が生まれ、何度も見たくなるよう努めています。ある種、毎回チャレンジです。
――舞台の魅力とは
一番はライブ感。その場で生み出されるにおいは、何物にも代えられません。新型コロナウイルスの感染拡大によって、お客さんと近い距離の舞台が難しかったこともあって、今まで以上にステージに立ちたいと思っています。
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