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いわき市 遠野オートキャンプのあり方模索 民間事業者に意見・提案求める

 市は、遠野町入遠野の「遠野オートキャンプ場」について、キャンプ場・レクリエーション施設としての魅力的な活用に向けて、新たなあり方を模索している。4日からは、民間事業者に意見や提案を求める「サウンディング型市場調査」を開始し、民間活力を導入した事業進展を見定めている。
 遠野オートキャンプ場は1998(平成10)年にオープン。約6万平方mの市有地に立ち、オートキャンプサイト30区画、キャンプサイト15区画に加え、その他ログケビンなどを有する。
 現在は地域住民による運営委員会に委託し、遠野地区の文化や食を体験する企画なども展開しているが、本年度で5年間の契約が終了するため、サウンディング型市場調査を実施した。対象は運営意思を持つ民間企業、NPO法人等で、買い受け・譲渡・指定管理などの事業内容、事業期間、利用料金について求められる。なお運営委員会が継続することは妨げない。
 市生産振興課によると、開園から25年が経過し、施設の維持管理や老朽化に対応する必要性に迫られている。収益の黒字化にも至っていない。こうした点を踏まえ、公共施設の適正管理を図るための「市公共施設等総合管理計画」を通じて、施設の今後に関して見直すことを決めた。昨年度の調査では、キャンプ場・レクリエーション施設として、引き続き活用可能性が高いことが分かっている。
 昨年度の施設利用人数は4633人。いわき市の温暖な気候を背景に、365日・年中無休で稼働できる利点がある。キャンプを取り巻く環境は近年変化しており、1人での「ソロキャンプ」が話題を呼んだほか、手軽にアウトドアが楽しめる「グランピング」も一般的となり、遠野オートキャンプ場が、いわき市の観光振興につながることも期待される。
 サウンディング型市場調査は12月22日まで(参加受付は11月6日まで)。市ホームページ内<こちら>に詳細を掲載している。

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