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パリ五輪へ! 平出身の千葉「なでしこジャパン」再び アジア2次予選挑む
日本サッカー協会は10日、来年のパリ五輪に向けて、アジア2次予選に挑む女子日本代表「なでしこジャパン」の22人を発表し、いわき市平出身で、女子プロサッカーWEリーグ「ジェフユナイテッド市原・千葉レディース」のFW千葉玲海菜選手(24)が選出された。
千葉は兄の影響で小1からサッカーを始め、いわき市のすずかけサッカースポーツ少年団、リベルダード磐城を経て、静岡・藤枝順心高、筑波大でプレー。大学時代からジェフの特別指定選手に登録され、2022年に正式に加入した。
同年4月、なでしこジャパンに初招集。8強に入った今夏の女子ワールドカップ(W杯)でも、日本代表に選ばれ、1試合に出場した。9~10月のアジア大会では7得点の活躍で、日本の連覇に貢献した。
なでしこジャパンの池田太監督は記者会見で、千葉について、「W杯でのしっかりとした準備、振る舞い、プレーすべてにおいて、力になってくれた」と説明。その上で「アジア大会でも結果を残し、彼女の持っている良さは、チームにとってプラスになる」と期待をにじませた。
同席した佐々木則夫・女子委員長は「アジア大会では持ち味を出して得点源になり、いいパフォーマンスをしていたので、このメンバーにも選出した」と語った。
千葉は「アジア大会での経験を生かし、またジェフユナイテッド市原・千葉レディースの一員としてのプライドを胸に、全力で闘い、勝利に貢献できるよう精一杯頑張ってきます」とコメントしている。
アジア2次予選はウズベキスタンで開催され、日本(世界ランキング8位)は、3組に分かれたグループステージのうちC組に入った。26日にインド(同61位)、29日にウズベキスタン(同50位)、11月1日にベトナム(同34位)と対戦する。グループ首位、または各組2位のうち成績最上位の計4チームが、来年2月の最終予選に進み、五輪出場の2枠を懸けて戦う。