サッカー女子・ドイツ1部の第14節として、いわき市平出身で、アイントラハト・フランクフルトのFW千葉玲海菜(24)は16日(日本時間17日未明)、アウェーでのRBライプツィヒ戦に途中出場し、後半アディショナルタイムに移籍後初ゴールを挙げた。
3位のEフランクフルトは敵地のレッドブル・アレーナ(ライプツィヒ)に赴き、10位のRBライプツィヒと戦った。千葉は0―1と、1点ビハインドの後半40分に投入された。
Eフランクフルトは終盤に押し込まれる場面が続き、アディショナルタイム突入直後にはパスをつながれ、さらに失点を許す。しかしこのままでは終われないEフランクフルトは、千葉も前線に積極的に繰り出すと、味方が右サイドでコーナーキックを獲得。こぼれたボールを千葉が冷静に頭で振りぬいて、一矢報いる値千金の得点を決めた。
ゴールネットを揺らした千葉は笑顔を見せるも、すぐさまボールを手に試合の再開をうながし、最後まであきらめない姿勢を示した。Eフランクフルトは1―2で敗れた。
試合後にX(旧ツイッター)を更新した千葉は、チームが自らのゴールを紹介するポストを引用し、ドイツ語で格別の謝意を意味する「Vielen Dank(フィーレン ダンク)」と投稿した。
リーグ戦の通算成績は8勝2分け4敗の勝ち点26。順位は前節と同じ3位。次節は3月9日、ホームのシュタディオン・アム・ブレンタノバドに、首位のバイエルン・ミュンヘンを迎える。キックオフは午後1時(日本時間同9時)。
千葉は1月にWEリーグのジェフユナイテッド市原・千葉レディースから、Eフランクフルトに移籍した。日本代表の「なでしこジャパン」にも選出されており、昨年のサッカー女子ワールドカップ(W杯)に出場したほか、24日と28日のパリ五輪サッカー女子アジア最終予選・北朝鮮戦のメンバーにも選ばれている。
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