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あす平六町目に商業施設「ペッペ」オープン 地域に溶け込む存在目指す

 平六町目の地域密着型商業施設「Paix Paix(ペッペ)」が22日、オープンの日を迎える。市中心市街地活性化基本計画に基づいた民間プロジェクトとして、旧イトーヨーカドー平店の跡地で整備が進められたこともあり、JRいわき駅周辺のにぎわい創出に期待が高まる。
 テナントとしては、ヨークベニマル、マツモトキヨシ、ダイソー、ケンタッキーフライドチキン、無印良品(3月8日から)などが入居する。初日は午前8時15分からオープンセレモニーが催された後、同9時から営業が始まる。
 名称のペッペに関しては、いわき地方の方言と親和性があるため、発表の直後から話題となった。開発事業者・真砂不動産の猪狩達宏代表取締役は「それも狙いです。多くの方に『ペッペ』と呼んでいただけることが一番」と明かす。ペッペは「平和」「穏やか」「安らぎ」の意味があるフランス語「Paix(ペ)」を重ねた。
 「商業施設が立つ場所は平であり、その由来は奥州藤原氏の本拠・平泉(岩手県)とする説もある。中尊寺金色堂に代表されるように、平和な世の中を願った地で知られ、新しい商業施設も皆さんの日常に安らぎを与えられれば」
 建物にもこだわった。商業棟は普段の買い物をする場所として、地域に溶け込むことを大切にしつつ、サービス棟は木造で手がけており、おしゃれさも大事にした。さらなる飲食店の出店も予定しているという。
 市中心市街地活性化基本計画は、〝まちにはみだす〟こともテーマだ。単にテナントに来るだけではなく、いわき駅周辺の飲食店や小売店にも足を運んでもらえるよう、金額に応じて、最大4時間無料の共通駐車サービス券を発行する。猪狩社長は「まち全体をおもしろくしていきたい」と展望を語る。
 いわき市も他の自治体のように郊外化したが、ペッペを軸に平のまちが再び盛り上がる。
 (写真:あすオープンを迎える「Paix Paix(ペッペ)」)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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