いわきの夏の風物詩として親しまれている「第106回夏井川流灯花火大会」が8月20日に開催される。平第18区内会(大和田広行会長)を母体に平第48区内会が協力する同実行委員会が主催し、市、いわき民報社、平東部地区区長会が後援。今月21、22日には地区の子どもたちが灯ろう作りを行うなど、大会当日まで一連の準備を整えていく。
同大会は1918(大正7)年に始まったとされ、夏井川の水難、JR常磐線橋りょう・鎌田山堂山山林トンネル付近での犠牲者、新盆・物故者などの慰霊を目的に長らく続く伝統行事。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、2019(令和元)年を最後に自粛が続き、22年から再開された。
実行委員会では、郷土愛の醸成などを図るため、平三小に通う平18区の児童を対象に花火大会のポスターを募集。5月19日に行われた防犯・防災ウオーキング大会に合わせ審査した結果、寄せられた21点の中から下山田蘭さん(5年)の絵画作品を最優秀賞に選んだ。作品はポスター印刷され、市内各所に展示・配布する。
会場は夏井川平神橋下の左右岸。小雨決行。プログラムは2部構成で進行し、第1部「流灯大会」は午後6時から平仏教会の川施餓鬼法要、来賓あいさつ、灯ろう流し(約2千個)、ポスター表彰式、菅波青年会じゃんがら念仏踊り、中神谷青年会笠踊りの予定。第2部「花火大会」は同8時から約30分間にわたり、約3千発を打ち上げる。
(画像:下山田さんの作品が採用されたポスター)
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