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いわき信用組合 12期連続の黒字決算「地域のため誠実で行動的に活動を」

 いわき信用組合(本店・小名浜花畑町、本多洋八理事長)の通常総代会が21日、鹿島町久保のパレスいわやで開かれた。2023(令和5)年度は12期連続で黒字が達成したことが示され、経常収益は34億9500万円(前年比2・91%増)、コア業務利益(本業の利益)は9億1700万円(同1・35%増)、当期純利益は2億1400万円(同65・04%減)の増収減益だったと公表した。
 総代会には関係者ら約100人が出席し、本多理事長が「新型コロナウイルスの5類移行や、物価高騰、円安の進行といった社会情勢の中、経営理念『私たちは地域で暮らすすべての人が幸福せ(しあわせ)になることを願って行動する。』の実現のため、誠実で行動的に活動していく」とあいさつした。
 収入面では貸出金利息を含む資金運用収益や、融資手数料などを中心に増加が図られ、前年を上回る実績につながった。一方で費用面は金利上昇に伴うリスクオフ(回避)のため、有価証券売却損が前年比で大幅に増加。与信費用増加もあり、減益となっている。
 預金期末残高は2041億6100万円(同0・28%増)。賃貸住宅ローンの推進で、事業性資金増加となり堅調に推移している。自己資本比率は18・64%(同0・80ポイント増)と引き続き高水準を維持し、不良債権比率は従前からの処理を継続し、5・57%(同0・84ポイント)としている。
 今後の展開のうち、事業者支援では、地域の構造的問題である働き手不足の確保に向け、人材マッチング事業の強化や、地域経済の持続性向上のため創業・起業・新事業支援に注力するまた「いわしんSDGs行動宣言」の実践として、子育て応援団はじめ、誰ひとり取り残さない社会の実現を推進。「いわきFC応援口座」など地方創成の取り組みも進めていく。
 (写真:あいさつに立つ本多理事長)

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