市は10月1日、通信アプリ「LINE(ライン)」の公式アカウントをリニューアルし、60種類の行政サービス「スマホ市役所」を順次提供する。
特にラインが普及している子育て世代の利便性を高めるため、県内初、東北地方の中核市でも初めての試みとして、公立小・中学校の連絡(欠席・遅刻・早退)について、スマートフォンを通じて出すことができる。市によると、約2万人が対象となる。
また年間15万件を発行する住民票の写しの交付にも対応し、急がない場合には市役所などの関係先に行かずに済むため、窓口の混雑緩和も期待される。
このほかの主なサービスのうち、年間約1千件の新規登録がある放課後児童クラブに関しては、地域や地図を基に探すことができ、併せて受け入れ状況が確認できるほか、年間9千件を取り扱う大型ごみの収集申し込みはじめ、ニーズの高い項目は階層上位に配置しており、視認性が高いデザインを採用している。
内田市長が24日、定例記者会見の席上、これらの取り組みを発表した。
提供する行政サービスは次の通り。
【医療・福祉・健康】▽けんしん(集団)の予約▽受診券の再発行▽特定保健指導の案内▽いわき健康チャレンジ事業▽心の健康相談▽ひきこもり相談支援▽救急・休日・夜間診療のお知らせ▽自動体外式除細動器(AED)がある場所をさがす
【学校】▽学校連絡(欠席・遅刻・早退)▽学校連絡の生徒・児童登録▽学校連絡の生徒・児童削除▽すこやか教育相談▽子ども健康教育相談▽小中学校のお知らせ▽教育委員会のお知らせ
【市の情報】▽広報いわき電子版▽プッシュ配信▽市民参画(市民意見募集)▽同(市民アンケート)▽同(ラインへの意見・アイデア)▽イベントカレンダー
【子育て】▽病児病後児保育室の利用▽保育園などをさがす▽赤ちゃん絵本プレゼント申請▽マタニティサロン予約▽離乳食教室予約▽家庭児童相談▽母子・父子自立支援相談▽母子健康相談▽放課後児童クラブをさがす
【防災対策】▽気象警報・災害情報▽避難所検索▽河川洪水、津波、浸水、防災マップ▽り災証明書の申請受付(自然災害)
【ごみ】▽大型ごみ収集申し込み※来年3月から▽ごみ分別チャットボット▽ごみカレンダー表示▽ごみリサイクルお知らせ
【消防】▽防火管理者講習申込▽防災啓発用具の貸出▽住宅用火災警報器取付支援▽講習試験の案内▽消防団募集の案内▽消防団員の在職証明書
【その他】▽公共施設損傷通報
【手続き】▽印鑑登録証明書▽戸籍全部(個人)事項証明書、戸籍の附票の写し▽住民票の写し▽納税証明書▽軽自動車税納税証明書▽所得額課税額証明書▽お出かけ市役所デマンド予約※12月から▽飼い犬の死亡届▽犬猫無償譲渡引き取り受付
【予約相談】▽消費者生活相談▽女性相談▽法律相談(弁護士)▽市政相談▽税務相談(税理士)▽公共施設予約※来年3月から
(画像:学校への連絡画面のイメージ)
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