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イオンモールいわき小名浜 FMいわきのサテライトオープン 東北初の試み

 いわき市民コミュニティ放送「FMいわき」のサテライトスタジオが11日、イオンモールいわき小名浜(愛称・浜イオン)3階に開設された。同局のサテライトスタジオは市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」2階の「La La Studio(ららスタジオ)」に継ぎ2カ所目で、イオンモールへのスタジオの開設は東北初。
 初日はオープンを記念したセレモニーのほか、同社の岩本裕取締役局長とパーソナリティの番内将充さん、浜イオンの進藤由紀ゼネラルマネージャーが生放送に臨み、開設を広くPRした。
 サテライトスタジオは、東日本大震災発生時に臨時災害放送局として避難所や救援物資、安否情報などさまざまな情報を発信してきたFMいわきと、震災を教訓に一時避難所としても活用できる「防災モール」の浜イオンが、近年の自然災害の増加を懸念し、災害時に放送を継続可能な環境を整備するために初夏から企画を進め、浜イオンのリニューアルに合わせて開設した。
 スタジオ内は「日常のリゾート空間」をテーマに掲げる浜イオンに合わせ、スピーカーなどを「オールドハワイアン」の雰囲気に装飾。浜イオンのイベントなどを発信していく公開生放送の新番組「浜イオンプレゼンツ Talk Wave Station」(毎週木曜日午後4時半から)をはじめ、公開収録などを実施し、ららスタジオとも連携しながら地域の活性化も図っていく。
 13日は午前10時からオープンを記念した特別番組「浜イオン みんなでお祝いリニューアル!」の8時間公開生放送を、26日午後7時からはいわき市出身の俳優富田望生さん(24)の冠番組「富田望生のすっぺったこっぺった」=毎月第4月曜日午後8時から。いわき民報では「紙上ラジオ」と題して番組の内容を毎月第2火曜日に紹介=の公開収録を実施。また、FMいわき30周年記念イベントも予定されている。
 記念セレモニーでは、同社の小野行彦取締役が「微力ながらイオンモールいわき小名浜の日常リゾートの手伝いをし、小名浜、いわき市、北茨城市全体の活性化につなげていきたい」とあいさつし、佐藤俊夫イオンモール東日本支社東北・北海道事業部長が祝辞を述べ、テープカットでオープンを祝った。
 新番組を担当するFMいわきパーソナリティのベティさんは震災時に寝食を惜しんで防災情報を発信続けた経験があり、「もうすぐ30年になるが、まだ(FMいわきの)周知が足りないと思っている。『有事の際に放送局がある』ということを知ってもらえるよう頑張りたい」と意気込みを語っていた。
 (写真:サテライトスタジオで行われた生放送)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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