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衆院選候補者アンケート<3>福島4区 自民党新人 坂本竜太郎氏

 衆院選(27日投開票)に向け、いわき市を含む浜通り全体の福島4区には届け出順に、立憲民主党新人で会社役員の斎藤裕喜氏(45)=社民党県連推薦=、共産党新人で党いわき・双葉地区委員長の熊谷智氏(44)、自民党新人で元県議の坂本竜太郎氏(44)=公明党推薦=の3人が立候補している。23日に続いて、本紙から寄せた5つの質問について紹介する。
 ■   ■
 坂本竜太郎 自民 新 44
 1.今回の衆院選で訴えていることを教えてください
 ・廃炉・処理水海洋放出・除去土壌県外処分の完遂
 ・生命を守り抜くための災害対策や責任あるエネルギー政策、安全保障、食料安全保障、物価高対策、年金・医療・介護・子育て支援の充実と、そのための経済成長策の推進
 ・本質的な政治改革の完徹
 2.原発を含む今後のエネルギー政策のあり方は
 生命と生活、経済を守り抜くために何があっても電力を供給すべく、火力発電の活用とIGCC等の高効率化、CO2の回収・利活用、健全な再生可能エネルギーと大容量蓄電池、水素・アンモニア等の普及、インフラやノウハウ、人財の活用とともに確実な廃炉と環境のための原発活用等、責任あるエネルギー政策が重要。
 3.原発事故では浜通りの農林水産業は大きな影響を受けました。震災から13年以上が経過する中で、これからの振興策はありますか
 営農再開支援並びに福島国際研究教育機構(F―REI)との連携によるスマート農業等、最先端農業の確立と大規模化等による農業経営安定化や後継者育成策、世界最新鋭・最高峰の水産業の確立、浜通りの海を育む森林林業の持続可能な維持・人財育成と成長産業化、農林水産物のブランド化・高付加価値化と海外展開を推進する
 4.自民党派閥による「政治とカネ」の問題を踏まえ、政治改革についての考えは
 そもそもカネのかからない政治の実現にはどうしたらよいかという本質的議論からスタートすべきで、それでも必要な政治資金を最大限の透明化を担保したうえで、どうしたら健全に確保し得るのかといった議論を国民のみなさまとともに真剣にしていかなければならない。
 5.2050年には社会保障支出が拡大するとされますが、持続可能な社会の実現に向けた考えを教えてください
 健康寿命を延伸し、希望する方が現役で活躍される期間も長くなることで、安定した収入の確保や医療費支出の抑制、年金財政の安定化等の好循環に至らしめるとともに、経済成長を続けることで年金運用も安定化・拡大させ、増税に頼らない社会保障財源の確保にも繋げる。
 経歴:いわき市植田町出身。中央大法学部卒。衆院議員だった父の故坂本剛二氏の秘書を経て、市議1期、県議2期。県少林寺拳法連盟、県ライフル射撃協会の各顧問、県ラグビーフットボール協会副会長、市ラグビーフットボール協会長
 (写真:支持者に自らの思いを語る坂本氏)

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