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いわき市の50代男性 警察官名乗る電話きっかけに 3410万円だまし取られる
いわき中央署は25日、同署管内に住む50代の男性が、警察官を名乗る電話を信じ、現金3410万円をだまし取られたと発表した。同署はなりすまし詐欺事件として、捜査を進めている。
同署によると、男性宅に10月上旬ごろ、警視庁の警察官を名乗る男から「横領事件の犯人から押収したリストにあなたの名前などが掲載されており、いったん携帯電話を停止させてもらいます。今後はSNSを使って連絡します」などといった電話があった。
男性はSNSでやり取りを進めていく中で、「口座が不正に使用されている可能性があるので、指定する口座に現金を移転してください」と伝えられた。相手は偽の捜査関係資料の画像を示し、話を信じた男性は、10月18日から29日までの計6回にわたり、指定された口座に計3410万円を振り込んだ。
男性が振り込み後、男と連絡がつながらなくなったことを不審に思い、同署に相談したことで犯行が明らかになった。
(資料写真:いわき中央署)