今が旬のいわき産長ネギと、県食育応援企業のにんべん(東京都中央区)のカツオ、昆布だしを用いた「野菜の甘味たっぷり味噌(みそ)汁」が30日まで、公立小・中学校の給食で子どもたちに振る舞われた。
地場産物を学校給食に活用する県の事業の一環で、2021(令和3)年度から毎年、9月~3月の毎月19日の食育の日に合わせ、希望する市町村などで本県産の野菜を用い、減塩に配慮した「ふくしま健康応援メニュー」が提供されている。
いわき市では本年度、トマトに次いで2番目に生産量の長ネギを用いることを選び、だしと切り干し大根の風味が特徴の味噌汁を考案。ホウレンソウと久之浜産のじゅうねん(エゴマ)あえ、ホッケの昆布しょうゆ焼きと一緒に給食のメニューに並んだ。
最終日となった30日は常磐学校給食共同調理場から地区の各校に受配され、このうち藤原小(児童数141人、坂本貴洋校長)では、4年生21人が栄養教諭による食育講話を受けて長ネギの栄養素やおいしさ、減塩の大切さを学んだ。
このあと待ちに待った給食で味噌汁、エゴマあえをほおばり、「おいしい!」と笑顔を見せていた。
(写真:栄養や減塩について学んで給食に臨む子どもたち=藤原小)
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