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今秋予定のいわき市長選 現職・内田広之氏が立候補へ 連合後援会が出馬要請
今秋に予定されている任期満了に伴う市長選を巡り、現職の内田広之氏(52)=平、1期=の連合後援会代表者会議は9日、平字堂ノ前の市労働福祉会館で開かれた。各地区の後援会役員ら約110人が出席し、内田氏に2期目の出馬を要請。内田氏は前向きに検討するとし、近く自らの意向を示すと述べた。20日に開会する市議会2月定例会の席上、正式に立候補を表明する見通し。
代表者会議にあたり、阿部宏太郎・連合後援会副会長が「内田市長は人づくり、市民生活の向上を図っており、今後も市政発展にその力を十二分に発揮してほしい」とあいさつ。内田氏による市政報告に続き、非公開で行われた協議では、元JA福島さくら代表理事専務の大和田正幸氏を連合後援会長、同会長を務めた東日本国際大総長の吉村作治氏を最高顧問とするなどの新体制を発足させた。
今後のスケジュールについても話し合われ、6月にも後援会事務所開きを計画している。
内田氏は平出身。磐城高、東北大教育学部卒。東京大大学院教育学研究科修了。文部科学省教育改革推進室長、福島大理事・事務局長などを歴任し、2021(令和3)年の市長選で初当選した。
現時点で市長選への出馬を正式に表明した候補者はいないが、前職の清水敏男氏(61)=常磐関船町=が立候補に向けた準備を進めており、選挙戦は確実な情勢だ。
(写真:出馬要請が行われた連合後援会代表者会議)