JRいわき駅前のいわき総合図書館・4階に、多様なニーズに応えられる図書類を置いた「りんごの棚」が整備された。りんごの棚は1993年、スウェーデンの図書館で始まった取り組みで、多彩な方法で読書に親しめるコーナーとして、全国的に広がりを見せている。
りんごの棚には、点字に加え、色づかいや文字の形などを工夫した絵本のほか、写真や絵文字などを多用して分かりやすく書かれた「LLブック」、大活字の書籍を用意。録音した本の内容を読み上げたり、文字の大きさや色を変えて伝えたりする「マルチメディアデイジー」は20タイトルある。また集中して本が読める道具・リーディングトラッカーは、職員が自作して準備した。
来年度は小学生の見学学習でも活用する方針で、多様性について学ぶ機会としていく。
(写真:りんごの棚をPRする図書館職員)
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「りんごの棚」点字絵本や音声機能など完備 いわき総合図書館 多彩な読書環境提供
