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いわき市議会2月定例会 一般質問最終日から 小名浜道路建設の影響、介護
市議会2月定例会は4日、一般質問が終わった。紙面から最終日の主な市の答弁を紹介する。
<小名浜道路建設にあたり、降雨時の河川への影響を示せ>
市毛芳幸土木部長 県によると、小名浜道路の建設によって山林を掘削したことで、流域の一部で保水力に変化が生じ、河川に流入する雨量は約2%増加する見込み。
市管理の窪根川では、増加する流量を見込んだ計画で河川を改修し、河道の屈曲部や狭窄部の改善を図っているところで、改修前に比べ、約2~3倍の流下能力の向上が見込まれる。具体的には一昨年9月の大雨規模の1時間当たり71mmの降雨量に対応できる。
<ヘルパーらの訪問を1日複数受ける「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」の市内での参入促進は>
佐々木篤保健福祉部長 市では新規参入に対する施設整備補助金の周知など、参入促進に向けて取り組んでいるが、依然としてサービス提供体制は整っていない。また本年度の介護報酬改定で、基本報酬が引き下げられており、参入を阻害する要因の一つと考える。引き続き介護報酬の引き上げを国に要望するとともに、他自治体の運営状況について情報収集する。
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一般質問に続いて提出議案に対する質疑が展開され、議案64件は4常任委員会に付託された。5~7、10日に常任委員会が行われ、12日の特別委員会をはさみ、14日の本会議最終日で委員長報告と採決に臨んで閉会の予定。
(資料写真:いわき市議会)