常磐興産 フォートレス社傘下で新体制へ 代表権のある会長に山本俊祐氏

　スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産（本社・常磐藤原町）は１４日、米投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」の完全子会社化に合わせ、４月１日付で新たな経営体制とする方針を発表した。
　常磐興産によると、代表取締役会長に山本俊祐氏が就任。山本氏はフォートレス社の日本法人でマネージングディレクターを務める。またフォートレス社傘下で、ホテルや短期賃貸マンションを手がける「マイステイズ・ホテル・マネジメント」の代表取締役会長に就いている。
　代表取締役社長・関根一志氏は取締役社長執行役員となり、社長としての立場は変わらない。非常勤の取締役と監査役にもフォートレス社の日本法人やマイステイズ社から参画する。代表取締役会長の西沢順一氏、取締役監査等委員の大和田洋氏は退任し、それぞれ相談役と顧問に就任予定。取締役の須藤照久氏、藤巻康一氏、取締役監査等委員の村中大輔氏、内田英仁氏は退任する。
　正式には４月１日に開催予定の臨時株主総会、取締役会で決定する。新体制は次の通り。
　▽代表取締役会長＝山本俊祐（フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン マネージングディレクター）▽取締役社長執行役員＝関根一志（現 常磐興産代表取締役社長）▽取締役専務執行役員＝須田秀之（同上席執行役員）▽取締役（非常勤）＝山下明男（フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン マネージングディレクター日本代表）古沢周一（同ディレクター）小沼信生（同）▽監査役（同）＝斎藤勇一（マイステイズ・ホテル・マネジメント執行役員）▽常務執行役員＝下山田敏博（現 常磐興産常務取締役）藁谷哲也（同上席執行役員）▽執行役員＝猪狩直弘 蛭田啓子 坂東正敏※いずれも重任
　（資料写真：スパリゾートハワイアンズ）