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いわき駅前大通り 県内初の歩道活用「ほこみち」指定でイベント 平の活性化を

 いわき駅前大通り(国道399号)で12日、国による歩道の有効活用が可能となる制度「歩行者利便増進道路(ほこみち)」を巡り、県内初指定を祝した最初の「たいらほこみち」のイベントが開催された。
 平中心市街地の活性化を目指し、全国でも珍しい地域住民の主導で制度が導入された経緯を持ち、初回からキッチンカーや移動写真、パントマイムのパフォーマンスなどで盛り上がったほか、備え付けの遊具やハンモックを楽しむ家族連れの姿が目立った。
 ほこみちは、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに始まった制度で、歩道を使ったまちづくりやにぎわい創出を狙いとする。国土交通省によると、ほこみちは全国に139カ所(昨年3月現在)あり、東北地方では2021(令和3)年8月に岩手県盛岡市で初めて指定された。
 いわき市では22年から、行政と連携したワークショップや、実際にほこみちを想定した社会実験「いわき駅前公園化計画」を展開し、今年2月に指定を受けた。いわき駅前大通りの指定区間は416m。実際に催しなどに対応する誘導区域(スペース)は7カ所設けられている。
 12日には平字三町目でオープニングセレモニーが行われた。運営主体・たいらまちづくりの山崎建見代表取締役が「ほこみちを通じ、皆さんとトライ&エラーで、平の街の活性化につなげていきたい」とあいさつ。利用窓口となるNPO法人タイラボの北林由布子代表、内田市長、県いわき建設事務所の栗田豊己所長とともに、歩道にたいらほこみちのレリーフを設置した。
 この日は、JRいわき駅西側で「並木の杜シティ街びらきイベント」、同駅南口で「いわき駅前サンシャインマルシェ」も開かれた。また平字一町目のいわきワシントンホテル椿山荘では、一連の取り組みを交え、市中心市街地活性化協議会の成果報告会が催された。
 (写真:ほこみちの指定を祝したレリーフ)

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