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プロキックボクサー 常磐出身・山崎陽一さん 魔裟斗さん命名で内郷にジム開業
常磐湯本町出身のプロキックボクサー・山崎陽一さん(42)が5月3日、内郷御厩町に新たなジム「MOUNT CAPE Sports Fighting Club(マウントケープ スポーツ ファイティングクラブ)」をオープンする。
大学までサッカーに打ち込んだ後、一念発起して格闘技・Kー1の門をたたき、Bigbang(ビックバン)のスーパーウェルター級王座を獲得した実績を有する中で、ダイエットやボディメイクへの効果を含め、ふるさとにキックボクシングの魅力を伝えようと立ち上がった。6月からグランドオープンする予定。
山崎さんは5歳の時にサッカーと出会い、湯本一中、平工業高で全国大会にも出場。Jリーガーを目指して青森・八戸学院大に進学し、センターバックとして活躍するもプロの夢は果たせなかった。
次の進路を考える際、幼い時にテレビで見た格闘技の面白さを思い返し、2006(平成18)年にKー1ジム三軒茶屋シルバーウルフ(東京都世田谷区)に入った。ここは世界王者となった魔裟斗さんが所属しており、山崎さんは一般入会から始めて2年の練習を経てプロデビューを果たした。
2015年にK―1ワールドグランプリの世界トーナメントに出場すると、17年にBigbangスーパーウェルター級の王座を獲得した。
2022(令和4)年にKIKUCHI GYMのトレーナー兼選手として現役復帰。17年のプロ生活で通算50戦25勝(14KO)21敗4分けの成績を残している。
マウントケープ スポーツ ファイティングクラブは、尊敬する魔裟斗さんが命名してくれた。自身の名字から山の「マウント」と崎(みさき)に当たる「ケープ」に加え、山の突き出た場所でチャンピオンを意味しているという。
山崎さんは「楽しく動けて健康になれるのが一番。また日常ではミットやサンドバックを打つ機会はなかなかないと思うので、爽快感が味わえると思います」と呼びかける。これまでトレーナーとして、幼稚園児から70代まで教えてきた経験から、老若男女問わず楽しめるとも強調した。
場所は内郷御厩町四丁目144。詳しくは山崎さんのインスタグラム<こちら>まで。
(写真:内郷にジムをオープンする山崎さん)