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いわき市消防本部 夏を前に熱中症の注意喚起 昨年度は5月に重症も

 市消防本部は本格的な夏の到来を前に、市民に対して熱中症に関する啓発活動を始めた。
 昨年度は5月から重症者1人、中等症3人を含む計9人の熱中症とみられる救急搬送があったほか、8月には勿来地区の80代女性が自宅庭先で倒れているのが発見され、その後死亡が確認された事例もあり、気温が高くならない時期から注意喚起を図っている。
 昨年度の統計(4月29日~10月6日)によると、熱中症とする救急搬送は計275人(前年同時期比92人減)。内訳が死亡1人・重症6人・中等症106人・軽症162人。全体の64・7%に当たる178人が65歳以上の高齢者に加え、発生場所では屋内が184件と、屋外の91件を上回った。
 こうした状況を踏まえて同本部では、高齢者宅を訪れる機会の多い市内の配食サービス業者22事業者と連携し、熱中症予防を呼びかけるリーフレット1200枚を配布。市の公式LINEやX(旧ツイッター)、Facebook、広報いわき、市のヘルスケアアプリ「HELPO」でも予防啓発を行う。
 熱中症は室温や気温が高い中で、体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなる状態を指す。このため家の中でじっとしていても、体から熱が逃げにくく熱中症になる場合がある。
 同本部の担当者は「今年も暑い季節がやってくるので、高齢者は特に注意が必要。エアコンの積極的な利用や水分と塩分の補給など、適切な熱中症対策を進めてほしい」と話している。
 (画像:熱中症への注意喚起をするリーフレット)

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