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「ビア博いわき」2年ぶり復活 6月6~8日・平中央公園 100超の銘柄展開

 クラフトビールを通じた地域活性化を図るイベント「ビア博いわき」が6月6~8日、いわき芸術文化交流館「アリオス」前の平中央公園で開かれる。今回は2年ぶりの開催となり、川前町下桶売の「SANDi BREWERY(サンディー・ブルワリー)」をはじめ、3日間で全国50以上のブルワリー(醸造所)が参加し、100を超える銘柄が楽しめる。
 また大型観光キャンペーン「ふくしまプレデスティネーションキャンペーン」にも組み込まれており、いわき市の交流人口拡大にも貢献する思いを込める。
 「自分が飲んでおいしいものを、お客さまにも飲んでほしいと考えた」。ビア博いわき実行委員会代表・紋波幸太郎さん(44)がJRいわき駅前で営むBarQuartet(バー・カルテット)は、クラフトビールに関していわき市でも草分け的存在だ。
 震災・原発事故によって、平中心市街地の飲食店を取り巻く環境が変化した中で、紋波さんは首都圏を中心に数が増えつつあったクラフトビールを集めた「ビアフェス」に注目。ふるさと・いわきでも実現したいと、同じ仲間に声をかけ、2016(平成28)年9月に磐城平城本丸跡地で初回のビア博を成功させた。
 最初は手探りだったが、紋波さんの熱意によってイベントは定着。新型コロナウイルスの感染拡大を乗り越え、2022(令和4)年7月に平中央公園で3年ぶりに行った際には、3日間で約7千人が訪れ、コロナ禍でも感染対策をしながら催しに臨む重要性を知らしめた。
 ただこれだけ人気のイベントながら、昨夏は実施を見送った紋波さん。「夏と言えばビールのイメージで開催時期を決めていたが、気象条件が変化して酷暑が恒常化しており、来場者の安全性を第一に、苦渋の決断を下した」という。
 一方で1年取りやめたことで、運営のあり方や導線の確保といった課題に時間がさけたとも話し、より磨きをかけて再開できると胸を張る。
 会場には10カ所の飲食ブースを設け、6つのキッチンカーも駆け付ける。「クラフトビールに合うさまざまなメニューはもちろん、家族連れも満足できるよう趣向を凝らしたフードが皆さんをお迎えします」(紋波さん)
 時間は6月6日が午後5時~9時、7日が正午~午後9時、8日が正午~午後8時。スターターチケット(クラフトビール1杯またはソフトドリンク2杯)を1500円で販売する(限定の前売り券は1250円)。追加の場合はリピートチケットを購入する。詳しくはビア博いわきのX(旧ツイッター)<こちら>まで。
 紋波さんは「変わらず全国各地からたくさんのビールをそろえてお待ちしております。そしてビア博をきっかけに、平の街でも飲んでいただいたり、いわきの観光名所に足を運んでいただければ」と呼びかけている。
 (写真:ビア博への来場を呼びかける紋波さん)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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