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いわき信用組合 口座偽造で架空融資か 経営難の取引先返済に充てる

 いわき信用組合(小名浜花畑町、本多洋八理事長)が、無断で預金者の口座を作り、そこに融資する形で、経営難の取引先が返済する資金をねん出していたとみられることが19日、関係者への取材で分かった。
 いわき信組は昨年11月、大口融資先の資金繰りを支援するため、別名義を使って10億円以上の迂回融資をしていたと発表しており、今回も金融庁に逐次報告しているという。
 また外部の弁護士や公認会計士で構成する第三者委員会が調査を進めており、6月までに結果を示す方針。当初は報告まで「(昨年11月から)4~5カ月」の見通しだったが、詳細に調べているため時間をかけている。
 関係者によると、地裁いわき支部は今年2月、一部の組合員が求めた証拠保全を認め、架空融資で使われた書類や印鑑を確保。取引先の経営状態を良く見せるため、組織的に口座を偽造していたことが考えられる。
 迂回融資を巡っては、2008(平成20)年7月から11年2月にかけ、市内の企業の資金繰りのため、当時の代表理事が融資先企業やいわき信組の役員・家族の名義で、不正な融資を行ったと明らかにしていた。当時の代表理事は4人おり、審査部長を兼ねていた人物が主導したとされる。
 (資料写真:いわき信用組合本部)

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