いわき中央署は15日、管内に住む80代の女性が警察官を名乗る男の話を信じ、キャッシュカード2枚をすり替えられ、現金約450万円が引き出されたと発表した。同署はなりすまし詐欺(キャッシュカード詐欺盗)とみて、捜査を進めている。
同署によると、3月28日午前10時半ごろ、女性の自宅に警察官を名乗る男から「あなたの口座の情報が漏れている。海外の大きな事件の関係で使われているので、キャッシュカードを廃止して、暗証番号を変更しなければならない」などと電話があった。
さらに自宅に来た男が「キャッシュカードの詐欺が多く発生しているので、封筒にキャッシュカードを入れて保管しておいてください」と伝えたため、キャッシュカード2枚を男が持参した封筒に入れた。
男は封筒に印鑑が必要だと伝え、女性がその場を離れた隙に、別の封筒にすり替え、キャッシュカードをだまし取ったとみられる。女性が記帳した際に事件に気付いた。同署では、警察官がキャッシュカードや暗証番号を求めることはないとして、注意を呼びかけている。
(資料写真:いわき中央署)
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いわきの80代女性 450万円の被害 警察官かたる男がキャッシュカードすり替え
