ニュース
いわき湯本温泉 今年も宿泊プラン、フォト・動画コンテスト フラ女将呼びかけで
いわき湯本温泉の女将らで構成する「『フラのまち宣言』推進委員会」(小井戸文恵会長)は21日から、昨年度に引き続き「魅力アップ発信事業」を行う。本年度も宿泊者に特典が付く「フラ女将プラン」と、温泉街の風景をSNSで発信してもらう「いわき湯本温泉フォト・動画コンテスト」を展開する。
新たな取り組みとしては、配布・販売するオリジナル缶バッジに、温泉地の魅力を国内外に発信する「温泉むすめ」のキャラクター・いわきあろはをあしらっており、幅広い年代の人たちに足を運ぶことを期待している。
フラのまち宣言は2015(平成27)年7月、東日本大震災・東京電力福島第一原発からの復興を目指し、いわき湯本温泉の持つ和の文化と、スパリゾートハワイアンズに代表されるフラの文化を融合させ、新たなまちづくりのため始動した。
温泉旅館の女将が着物でフラを踊る「フラ女将」は人気の取り組みとなっており、県内外でステージに立っている。5月20日には大阪・関西万博に参加し、福島の復興の様子を国内外にアピールした。
フラ女将プランでは、いわき産トマトジュースや太平桜酒造の酒粕を使った「フラ女将カレー」を進呈するほか、日帰り入浴券(他旅館利用可)1枚、オリジナル缶バッジ1点を配布する。オリジナル缶バッジ1点は、いわきあろはが私服をまとった珍しいデザインとなっている。12月21日まで。
対象旅館はいづみや、岩惣、うお昭、こいと旅館、美笹、吹の湯旅館、新つた、古滝屋、松柏館の9カ所。
フォト・動画コンテストは、オリジナル缶バッジとともに、いわき湯本温泉の飲食店や旅館に関する写真や動画を撮影し、ハッシュタグ「#フラ女将2025」と合わせ、X(旧ツイッター)やフェイスブック、インスタグラム、TikTok(ティックトック)に載せればよい。
オリジナル缶バッジは、フラ女将プランの9カ所の旅館と、いわき湯本温泉旅館協同組合で購入可。1個税込み300円。最優秀賞にはいわき湯本温泉宿泊補助券1万円分が贈られる。12月31日まで。
また事業初日の21日には、JR湯本駅前のあとち広場で、恒例の「フラのまちオンステージ2025~フラ女将と仲間たち~」を開催し、地元フラ愛好家が舞台を彩る。午後5時半から。同8時からのフィナーレには「フラ女将 with フラシティブラザーズ」が登場する。
(写真:魅力アップ発信事業を呼びかける小井戸会長ら)