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「小名浜道路」7日午後3時に開通 物流・観光振興や災害対応に効果期待

 東日本大震災・東京電力福島第一原発事故からの復興を支える県の「ふくしま復興再生道路」として、小名浜港と常磐道を結ぶ無料の自動車専用道路「小名浜道路」が7日午後3時に開通する。
 小名浜道路は泉町を起点に添野町を経由し、山田町に至る全長8・3㌔。常磐道いわき湯本、いわき勿来の両IC(インターチェンジ)から小名浜港までの所要時間は、現在の30分から半分以下の13分程度に短縮される。
 沿線にはいわき泉(泉町下川)、いわき添野(石塚町餅田)、常磐道と接続するいわき小名浜(山田町長沢)、いわき山田(同町塙)の4つのICを設置した。県によると、1日1万3800台の交通量を見込んでいる。開通によって物流機能の向上に加え、災害時の避難経路や緊急支援物資の輸送にも効果が期待される。
 また小名浜港周辺では、9月に道の駅いわき・ら・ら・ミュウの開業を控えているほか、サッカー・J2いわきFCの新スタジアム整備も検討されており、観光振興の面でも小名浜道路が果たす役割は大きい。
 普通車の通常料金は常磐道いわき小名浜IC―いわき中央IC間が560円、いわき小名浜IC―三郷IC間が4260円。
 (写真:小名浜道路のいわき添野IC)

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