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いわき市 11月の収集からリチウムイオン電池も対象に 変形・膨張は拠点回収へ

 市は15日、11月1日の廃乾電池収集日から、リチウムイオン電池を含めた家庭から排出される全ての電池を取り扱うと明らかにした。
 リチウムイオン電池を巡っては、家電量販店や製造メーカーでの回収が一般的だったが、市民からの処分に関する要望を踏まえ、昨年11月に初めて試験的特別収集を実施。今年6月からは市内4カ所(市役所6階・資源循環推進課、北部清掃センター、南部清掃センター、クリンピーの家)で拠点回収を始めており、年2回の定期収集でも対象と決めた。
 当日は中身の見える袋に入れ、午前8時半までに集積所に出せばよい。火災防止のため、種類や品番などの文字が見えるようにした上で、電極や端子部分は必ずテープで絶縁すること。加熱式たばこや電動歯ブラシ、電動シェーバー、ハンディファン、携帯型ゲーム機など、電池が本体から容易に取り外せないものはそのままで構わない。
 袋に入れる際は「乾電池」と「乾電池以外の電池」は分ける。なお変形・膨張したバッテリーは火災のリスクがあるため、拠点回収している4カ所へ。自動車用バッテリーや、事業者で使用したものは収集しない。
 詳しくは市ホームページ<こちら>まで。
 環境省は今年4月、不要なリチウムイオン電池に関して、分別回収の徹底を求める通知を自治体に出した。背景には一般ごみに紛れ込んで、火災につながるケースが全国的に相次いだことがあり、市町村が適切な指示を出すよう求めていた。
 一方で廃棄方法が分からないとの声が少なくなく、市でも安全な体制の確立を進めていた。
 (画像:絶縁のイメージ=市ホームページより)

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