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シーラカンス巡り専門家がガイド アクアマリンふくしま 来館者向け特別企画

 ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」で20、21日、冬の特別企画!「知~らんかった!シーラカンス発見物語」が行われた。
 20日の「シーラカンスの日」に合わせ、来年1月12日まで開催中の冬休みイベント「ハッピーホリデー!冬は楽シーラカンス」の一環で企画され、20年以上にわたってシーラカンスを研究する、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館長の岩田雅光さんがその生態について説明した。
 シーラカンスの日は、1952年12月20日にシーラカンスの存在が学術的に確認されたため制定された。太古から姿を変えずに生き続けている「生きた化石」と称され、岩田さんは昨年8月にインドネシアで調査した際、繁殖につながる可能性のある行動を突き止めた。
 今回は来館者向けに特別ガイドを務め、実際に使われた自走式水中カメラ(ROV)の役割を伝えたほか、世界で唯一となる現生2種の標本展示を前に、これまでの研究で分かっていることを紹介し、参加者からの質問にも答えた。
 この特別企画は来年1月10~12日にも開かれる。いずれの日も午後1時半から。定員は各日10人(当日の午前9時から現地で予約)。参加料は500円(現金のみ、別途入館料)。ガイドイヤホンを使用する。
 また冬休みイベントにちなみ、アクアマリンふくしまではシーラカンスに関する緊急アンケートを実施した。
 11月から12月にかけて聞き取りしたところ、▽「シーラカンス」の名前の由来▽シーラカンスは電気を感じる▽現代も生きているシーラカンスは2種類いる▽シーラカンスの繁殖について(卵ではなく子を産む)――などを初めて知ったという。
 さらに「生きていることを知らなかった」という回答もあり、同館では「生きた化石」ではなく、「化石」として認識している人が多いことに驚いた。こうした点を踏まえ、楽しくシーラカンスについて学ぶ機会としてほしいと呼びかけている。
 (写真:シーラカンスの生態について説明する岩田さん)

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