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25日にチェンバロと弦楽器のアンサンブル いわきアリオス バロックの響きを
いわき芸術文化交流館「アリオス」では、国内で唯一「16フィート弦付ジャーマン・チェンバロ」の音色を定期的に聴くことができる。通常の8フィート弦より1オクターブ低い音を実現し、バロック音楽特有の深みのある響きを生み出すことから、一流の奏者の要求にも応える。このため多くの名盤で録音実績を有している。
このチェンバロを使った公演が25日午後2時から、音楽小ホールで開かれる。演奏するのは「アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア」。チェンバロとバロックヴァイオリン、バロックチェロによって、ドイツの作曲家ゴルトベルクや、J・S・バッハの楽曲を披露する。
チェンバロを担当するのは渡邊孝さん(50)。東京音楽大、桐朋学園大研究科を経て、オランダ・アムステルダム音楽院、イタリア・ミラノ市立音楽院で学んだ。現在はイタリア北部のパヴィア在住で、スイス・ベルン音楽院で後進を育成する傍ら、欧州各地で演奏活動を展開する。いわきアリオスでの本番は2021(令和3)年以来。
渡邊さんは「このチェンバロの音色を日常的に聴ける地元の皆さんは、稀有な存在と言える。街の文化的な発展に寄与できることがうれしい」と話す。プログラムのうち、ゴルトベルクはバッハの変奏曲でその名を知られているが、ぜひ多くの人に触れてほしいと呼びかけた。
料金は指定3500円。アリオスチケットセンター=(22)5800=へ。詳しくは<こちら>。公演に合わせ、渡邊さんはいわきアリオスのチェンバロで新録にも臨む。
(写真:来場を呼びかけるチェンバロ奏者の渡邊孝さん)