植田町の吉野晃太朗さん(10)=植田小5年=と、文香さん(6)=同1年=のきょうだいが、カップを山の形に積み上げて崩す速さを競う「スポーツスタッキング」の日本代表に選ばれた。
日本代表選出は東北地方で初。11月にタイで行われるアジア大会に出場するほか、来年4月にマレーシアで開催予定の世界大会へのオファーも受けており、練習にもいっそう熱が入っている。
競技団体の一般社団法人WSSA―JAPANによると、スポーツスタッキングは12個のプラスチック製のカップを用い、1985年ごろに米国の子どもたちが紙コップで遊んだことが起源とされる。
日本では2005年ごろから普及し、競技人口は約1万人。現在では世界54か国に広がっている。
代表入りにあたり、晃太朗さんは「アジアの選手と戦うことは緊張するが、もっと技術を高めて挑みたい」と胸を張る。スポーツスタッキングとの出会いは2年前。植田の歩行者天国で体験すると、一気にとりことなった。
兄がカップを操る姿に、文香さんも自然と興味を抱いたという。「(兄には)負けられない」と自信たっぷりの表情を見せ、アジア大会での目標は自己ベストの更新と語る。
吉野さんきょうだいには『師匠』と呼べる人がいる。世界チャンピオンで、日本代表コーチの瀬尾剛さん(37)だ。スポーツスタッキングの先駆者として、競技の普及活動にも尽力しており、熱中する2人の指導に当たる。
いまでは晃太朗さんが昨年度の国内全男子のランキングで7位に入り、文香さんは6歳以下女子の部で4種目の日本記録を持つまでに至った。
本紙では昨年3月、晃太朗さんの活躍を取り上げた際に「植田から日本代表が生まれる日も近いかもしれない」と伝えたが、文字通り植田・いわきからアジア、そして世界に羽ばたいていく。
(写真:日本代表に選ばれた晃太朗さん、文香さんきょうだい)
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植田の吉野さんきょうだい日本代表に スポーツスタッキング・アジア大会へ






