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いわきゆかりの民俗写真家・芳賀日出男氏の貴重なネガ 市暮らしの伝承郷へ

 いわき市ゆかりの日本を代表する民俗写真家・芳賀日出男氏(1921〜2022)。1950年代にいわき地方で撮影した貴重な写真のネガフィルム46本が1日、市暮らしの伝承郷に寄贈された。
 長男の日向さん(69)らが同館を訪問し、矢島敬之館長に目録とともに手渡した。写真は1千枚を超え、現在では途絶えてしまったいわき地方の祭礼などを収めた資料となっている。
 芳賀氏は中国・大連出身。父・千代太氏がいまの常磐藤原町出身で、1953年に親戚筋を頼って渡辺町を訪れている。
 写真家として国内外で活躍し、1970年大阪万博で世界の祭りのプロデューサーも務めた。1989年に紫綬褒章。95年に勲四等旭日小綬章を受章。晩年まで精力的に活動した。

 日向さんは「こうした文化がいわき地方に根付いていた歴史を、若い人たちにも知ってほしい」と呼びかけた。
 同館では開催中の企画展「いわきの民俗芸能」で寄贈された写真の一部を展示しているほか、今後も積極的に活用していく。寄贈に当たっては、芳賀氏の写真を全国各地に贈る活動を支援するニッポンドットコムが協力した。
 (写真:矢島館長に目録とネガを手渡す芳賀日向さん、「成木責め」と呼ばれるいまは途絶えた小正月の行事=1953年)

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