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植田小 東日本学校吹奏楽大会に8年ぶり出場「心一つに最高の演奏を」
第26回東日本学校吹奏楽大会の小学生部門が11日、石川県金沢市の金沢歌劇座で開催される。いわき市からは植田小が東北代表として、8年ぶり6回目の出場を決めている。
吹奏楽部の部長・奥井陽斗君(6年)=トロンボーン=は「心一つに最高の演奏をしたい」と話しており、本番まで残り1週間を切る中、部員たちは一生懸命練習に励んでいる。
東日本大会は小学生部門の最上位大会の一つに位置付けられており、7分以内に自由曲1曲を演奏する。北海道、東北、東関東、西関東、東京、北陸の各支部代表の計12校がエントリーしている。
植田小は「女化稲荷月朧夜(おなばけいなりつきのおぼろよ) ~狐(きつね)の恩返し伝説による幻想曲~」を選曲した。
茨城県龍ケ崎市の神社に伝わる狐の恩返し伝説をモチーフにしており、明治時代には五代目尾上菊五郎がこの物語を題材に歌舞伎を上演している。
楽曲はそうした話を基に、全体的に幻想的な和の雰囲気に包まれており、正体を知られてしまった狐の悲しみや、神の使いである狐の躍動的な動きを、それぞれ哀愁的なメロディーや独特のリズムで表現。
クライマックスでは金管楽器の同じく上昇する旋律が、まるで歌舞伎の見得を思わせるとともに、力強いお囃子(はやし)で華々しく幕を閉じる。
部員は25人で、6年生8人・5年生7人・4年生6人・3年生4人で構成されている。入部は2年生の終わりからできるが、当たり前に楽器経験は皆無。しかし伝統的に先輩たちが丁寧に教えることで、めきめきと上達していくという。
奥井君もピアノこそ習っていたが、トロンボーンはもちろん初めてだった。「たくさんの楽器が重なることで1つの演奏となることが、こんなにも素敵なことだと思いませんでした」と目を輝かせ、後輩たちにもその感動を伝えてきた。
目標は金賞だが、それ以上に「信頼できる仲間たちと、さらにいままでで一番のステージを目指します」と胸を張る。
(写真:本番に向けて練習に励む植田小吹奏楽部)