小名浜出身の作家・吉野せい(1899~1977)の顕彰と、いわき市の文化振興を狙いとした文学賞「吉野せい賞」の第49回受賞作が13日に発表され、正賞(吉野せい賞)には主婦火星ネズミさん(41)=白河市=の小説「牡蠣(かき)とオパール」が輝いた。正賞の選出は2年ぶり。
準賞はなく、奨励賞には無職なかむらまさゆきさん(51)=平=の小説「白波を読む」、磐城高3年・渡辺碧羽さん(18)=錦町=の小説「百昌の調べ」、自営業赤ぺこさん(46)=内郷=の小説「比留田家のこと」が選ばれた。
青少年特別賞は、東日本国際大附属昌平中2年・櫛田理央さん(14)=小名浜=の小説「かるたっ娘」に贈られた。
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吉野せい賞運営委員会の鈴木英司委員長が13日、市役所本庁舎で会見して結果を明らかにした。吉野せい賞は1978(昭和53)年から始まった文学賞で、本年度は43編(前年比11編増)が寄せられた。
年齢は10代1人、20代2人、30代ゼロ、40代8人、50代5人、60代8人、70代以上17人。若手作家の発掘も賞の趣旨の一つだが、選考委員会では「年齢を超越した旺盛な創作力・エネルギーを感じた」と分析する。
ジャンル別では小説30編、童話2編、戯曲1編、文芸評論2編、ノンフィクション8編。
読みごたえのある作品が多かったといい、会見に同席した吉田隆治・選考委員は「15年以上にわたって審査委員を務めている中で、一番レベルが高かったのではないかと感じる」と語った。
表彰式は11月1日午後1時から、小川町の市立草野心平記念文学館で行われる。表彰式に合わせ、作家の森まゆみさんを招いた記念講演会が開催される。詳しくは<こちら>。
(写真:選考結果を発表する鈴木委員長=左奥=ら)
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吉野せい賞 正賞に白河市の火星ネズミさん「牡蠣とオパール」本年度はレベル高く





