「人にやさしいいわき市を目指していく」。市制施行60周年の節目の年、市議会の正副議長がどちらも女性となった。県内の市町村議会では初の出来事だが、『開かれた議会』で市民に寄り添っていく思いに変わりはない。
一番は市民に関心を持ってもらうこと。2年前に行われた市議選の投票率は41・28%で、過去最低を更新した。「自分の声が議会を通じ、政策につながることを知ってほしい」と訴える。
もちろん手をこまねいてはいない。高齢化や過疎化を背景に、自ら一般質問で取り上げた「移動式期日前投票所」は、いわき市でも実現・拡大している。副議長としても率先して、投票しやすい環境の整備に努める。
多様性に対する思いも強い。21歳でアルゼンチンに留学し、帰国後は在日チリ大使館で勤務して知見を深めた。境遇を問わず、この街で生きる一人ひとりの生活を支えていく決意をにじませる。
7期は現役市議で最多の当選回数。温和な表情の内には、議会人としての強い矜持(きょうじ)を秘めている。
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常磐湯本町出身。磐城女子高(現・磐城桜が丘高)、東京YWCA学院卒。2000(平成12)年の市議選で初当選。水中ウオーキングがお気に入り。74歳。
(写真:市議会副議長に就いた塩田美枝子さん)
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いわき市議会副議長・塩田美枝子さん「開かれた議会で市民に寄り添う」





