■ルヴァン杯1次ラウンド2回戦 いわきFC0-2アルビレックス新潟(17日、ハワスタ)
▽得点【新】長谷川(前6)谷口(後45+1)
いわきのMF下田栄祐(19)がピッチに立ったのは、2月24日のリーグ開幕戦以来。右足のけがが再発し、約2カ月ぶりの出場となったが、チームの軸として90分間にわたって躍動した。
アンカーとして中盤底の守備を支えながら、随所で前に顔を出し攻撃に厚みを加えた。「復帰明けでこうしたプレーができて良かった。レベルの高い相手と戦うことができて、とても楽しかった」と充実した表情を浮かべた一方で、「こっちが押していても、1本決めてくるのは、さすがJ1のチーム」と悔しさをにじませた。
自分の評価は「まだ(50点に当たる)半分くらい」と冷静に分析するものの、試合を進めるうちに試合勘を取り戻しつつあるを実感した。「前半はボールフィーリングにてこずったが、ボールを握りチャンスも作るなど徐々に良くなった。頭から最後までの運動量も増やしていきたい」。
J1鹿島アントラーズから昨季、いわきに2年間の育成型期限付き移籍で加わった下田は、ボランチとして将来を嘱望されているひとりだ。今後のリーグ戦に向け、若手の飛躍はチームにとって欠かせない。
「スタメンで出ている選手たちは、素晴らしい活躍を見せている。自分は違ったプレースタイルを示していくことで、競争を勝ち抜いていきたい」と力強く語った。
(写真:けが明けながらも攻守に躍動した下田)
いわきFC