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Jリーグ経営情報開示 いわきFCは増収増益 J2昇格で入場者数増後押し

 Jリーグは21日、2023年度のクラブ経営情報を巡り、3月決算のJ1柏レイソル、湘南ベルマーレを除く58クラブについて開示した。
 J2いわきFCは、売上高10億7700万円(前年比3億700万円増)、経常利益4900万円(同4000万円増)、純利益3000万円(同2200万円増)の増収増益となっている。売上高に関しては、58クラブ中4番目の前年比40%増の成長率だった。
 売上高のうち、スポンサー収入は4億8800万円(同8200万円増)、入場料収入は9000万円(同5800万円増)、物販収入は1億1600万円(同5300万円増)。トップチーム人件費は2億8200万円(同9000万円増)としている。
 運営会社・いわきスポーツクラブによると、22年度はJヴィレッジスタジアムをメイン会場にしていたが、23年度はいわきグリーンフィールド(現ハワイアンズスタジアムいわき)を改修して、すべてのホームゲームを開催したことで、入場者数の増加が売上高につながったという。
 昨季の平均入場者数は3491人で、前年を1370人上回った。またチケット価格の改定に加え、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、昨年5月から5類に移行したことで、通常の日常生活に戻った点も背景にある。
 物販収入にも力を入れたといい、新商品の展開とともに、ホームゲームでの売り場を広げた効果が出ているとした。
 今季は3日現在、ホームゲームの平均入場者数は4175人と堅調に推移。ハワイアンズスタジアムいわきの通信環境の改善や、待ち時間の解消に努めてきた。同社の担当者は「さらに多くの方がファンとなり、試合に来ていただくことで、より街とクラブを盛り上げていきたい」と話している。
 (資料写真:熱狂空間が生まれているホームのゴール裏)

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