いわきＦＣあす開幕戦 ホームで千葉と対戦 田村監督「サポーターに勝利届ける」

　サッカー・明治安田Ｊ２リーグは１５日、２０２５年シーズンの開幕を迎える。いわきＦＣは同日、ホームのハワイアンズスタジアムいわき（ハワスタ）に、ジェフユナイテッド千葉を迎え撃つ。キックオフは午後２時。
　昨季は９位のいわき。今季はシーズン通して「得点６５・失点３５」の目標を設定。１クールを６試合に区切り、勝ち点を１０以上ずつ積み上げるとし、達成すると「おのずとＪ１昇格プレーオフが見えてくる」（田村雄三監督）。
　対する千葉は昨季７位。昨季はホーム・アウェーともに勝利を収めた相性の良い相手だが、２００９年以来となるＪ１復帰を目指す相手も開幕戦からエンジン全開に違いない。地の利を生かし、まずは２５年最初の１勝をつかみたい。
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　田村監督は「キャンプからトライ＆エラーを繰り返してきた。アグレッシブに戦いたい」と決意を示す。
　鹿児島キャンプ最終日の１月２９日には、同じＪ２のモンテディオ山形と練習試合を組み、２－１０で敗れた。結果だけ見ると大敗だが、指揮官は「こうした結果は起きない方がいいが、リーグが始まってから課題が出るよりポジティブに考える」と話す。選手たちにはもっとぎらついて、前向きにサッカーをするよう鼓舞したという。
　キャンプ後も非公表のトレーニングゲームを組んでおり、問題点の整理に努めてきた。１１日も当初の予定を変更し、非公開の練習としてホームの芝生の感触を確かめながら、フォーメーションの確認などを進めた。
　いわきはくしくもＪリーグ参入以来、開幕戦で勝利を収めたことがない。しかし今年は違う。「サポータの皆さんに勝利を届ける」と胸を張った。
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　今季のキャプテンに選ばれたＤＦ遠藤凌は「任命された以上はキャプテンをまっとうしたい」とまっすぐ前を見据える。田村監督によると、はじめは東北１部時代から所属するＭＦ山下優人や、６年目のＭＦ山口大輝をキャプテンの候補としたが、彼らと話をする中で、最終的に遠藤に決めたという。
　遠藤は２０２２年シーズン途中～２３年、Ｊ１アルビレックス新潟から期限付き移籍で加入。今季からいわきに完全移籍で復帰した。
　ディフェンスリーダーとしての自覚を持つ中、「若いチームということで、いいときも悪いときもあると思うので、しっかりキャプテンとして先頭に立ちたい」と語った。目標のＪ１昇格へ、遠藤がチームを盛り立てていく。
　（写真：田村監督とキャプテンのＤＦ遠藤＝いわきＦＣ提供）